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2025/08/29

No満員電車No Life

中川淳一郎

世の中には一定数の「満員電車大嫌いな人々」がいます。そんな人々は地方に住めばいいのでは。ホワイトカラーの場合はフルリモートで大丈夫な仕事をする。現場仕事系の人は満員電車に乗らないで良い土地に住む、ということです。

 

朝の通勤通学時間帯、Xのトレンドには頻繁に「〇〇線(路線名)」や「満員電車」「人身事故」「遅延」といった言葉が登場します。いかに多くの人が満員電車に伴う不快感や遅延に辟易しているか、の表れです。

 

満員電車の不快さったら本当にハンパないです。まず、女性は痴漢被害に遭う恐れがある。常に「お前、足を踏んだだろ」「肩が当たっているんだよ、ケンカ売ってるんか? 次の駅で降りろ!」みたいな諍いが発生する。そして、首都圏の過密路線では、人身事故が起きようものなら、その周囲の路線も一斉に止まり、再開の目途が立たない場合は振り替え輸送でバスの行列ができ、改札口付近では「大事な会議に遅れる! タクシー代を出せ!」と駅員に対してキレる人がいる。

 

特に雨の日、駅と駅の間で止まってしまった場合は傘から垂れる雨のしずくを革靴に垂らされ、ムッとした高湿気の中で見知らぬ人々と密着の数十分を過ごすこととなる。鉄道各社は満員電車の緩和のため、この何十年も努力と改善をし続けてきましたが、増え続ける首都圏の人口はその対策に追いつかない。

 

自分自身も1997年、新入社員の時にJR中央線の立川駅からJR山手線・京浜東北線の田町駅まで通っていましたが、毎朝1時間40分かかり、帰りも残業終了後、終電間近の超満員電車で帰る。三鷹を過ぎたあたりでようやく電車は空いてくるのですが、本当にキツくて、この生活は1年で辞め、次は会社まで5駅のJR山手線恵比寿駅にマンションを借りるも、たかが5駅ですらキツく、その後自転車通勤に変えました。しかしながら会社員という立場上、満員電車にそこそこ乗る生活は続き、もうこれは耐えられない! とばかりに会社を辞めてしまいました。

 

あまりにも満員電車を毛嫌いし過ぎている行動だとは思うものの、そこに近い嫌悪感を持っている方も案外多いのでは? 今回はそうした方々への解決策と首都圏以外の活性化について。

 

もはや鉄道会社を責めるべき状況ではないのです。そんな状況下、首都圏以外の鉄道はあまり混んでないという報告はネットに多数書かれるのですね。札幌・仙台・名古屋・関西・福岡など鉄道網が発達しているエリアですらそうです。それだけ複雑怪奇かつ乗り入れだらけの首都圏の鉄道は満員電車・遅延になりがちなのです。ましてや雪や台風の時ったら地獄です……。

 

今回は、「首都圏以外の大都市」の地域創生について考えますが、「満員電車の悶絶度合いが首都圏よりかなり緩い」というのは首都圏に対するアドバンテージになるのではないでしょうか。もちろんメディア・エンタメ関連の仕事や、大企業の本社は首都圏にあり、そこに住むことが利点です。

 

しかし、経理や総務、人事などどんな会社でも必要な組織の仕事や、現場系の仕事に関して言えば、首都圏以外の大都市にもたくさんあります。私の知人でJR東日本の線路工事の仕事をしている51歳男性がいるのですが、彼であれば、日本全国の鉄道会社の下請けの工事会社の仕事ができるんですよね。

 

そんなわけで、大都市圏でも満員電車のストレスとは無縁の場所は案外多いです。すでにお子さんの学校が中高一貫校だったりする場合は難しいでしょうが、首都圏脱出を考えてみてもいかがではないでしょうか。

 

さらに、電車に一切乗りたくない場合はさらに小都市に行けば電車に乗らないで済みます。滅多に乗らないのに加え、仮に乗ったとしても朝の通学時間帯に高校生がたくさん乗ることはあるものの、それ以外の時間はずーっとガラガラで快適です。

中川淳一郎

1973年東京都立川市出身。1997年に博報堂に入社し、CC局(現PR局)に配属される。2001年に退社し無職を経てフリーライターに。以後、雑誌テレビブロスの編集を経て2006年からネットニュース編集者に。2020年8月31日をもって「セミリタイア」をし、11月1日から佐賀県唐津市に引っ越す。2023年2月いったん唐津市を離れ、現在タイ・バンコクにてひっそりと暮らしている。

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